誤嚥性肺炎は高齢者や全身状態が低下した方に発症しやすく、発病後は治療が困難なケースも多く、死亡率も高い疾患です。そのため、発症の予防が大変重要になると言われています。介護老人保健施設セアラ逗子では、平成21年度に施設の目標として「誤嚥性肺炎ゼロ」を掲げ、対策に取り組んでまいりました。
食前には、口腔内へのアイスマッサージ、唾液腺マッサージ、理学療法士・作業療法士による口腔体操・嚥下体操を毎回実施するようにし、口腔ケアも徹底しました。また嚥下機能の評価を、入所前評価による事前調査、入所時の各職種スタッフによる評価、定期的なカンファレンスの実施と、継続的にきめ細やかな評価をするようにいたしました。
これらの取り組みの結果、翌年には目標の「誤嚥性肺炎ゼロ」を達成しました。現在も取り組みを続けており、誤嚥性肺炎ゼロを維持しております。